千葉県佐倉市のセイミヤ花店は花キューピット、フラワーギフトを承っております。

チャペルの鐘が鳴り今思いだす。。。
大きな声で泣く大きな赤ちゃん。みんな喜んでくれてお祝いしてくれた。
あの時いただいたアレンジメントかわいかったなぁ。

スタイル良くきれいな心が育つようにと、バレエを習わせた。
泣きながらたくさん練習した。
発表会の時にはおばあちゃんから小さなブーケを。
ニコニコ笑顔で受け取った。大変だったレッスンのことなんか忘れて。。。

小学校へ入学。大きなピッカピカのランドセルを背負って入学式。
緊張して、疲れきって家に帰ると、「にゅうがくおめでとう」の メッセージ入りのアレンジメントが届いていた。
曇っていた顔も一気に晴れてニコニコ笑顔になった。

小学校・中学校・高校とあっという間に過ぎ学生最後の卒業式。
私たち両親から、御祝のケーキと花束を。。。
「12年間よく頑張りました。」

でも人生には嬉しい事ばかりではなく… ある日おじいちゃんが倒れた。

入院したと聞きアレンジメントをもってお見舞いに。
色んな事の報告も兼て。

でもいつもは元気なおばあちゃんが今日はちょっと元気がない。
おじいちゃんも。
「このお花で元気になってね。」とお花を渡すと
おばあちゃんが小さな声で「ありがとう…」と言った。
少しお話してから、後ろ髪引かれながら病院を出た。
「良くなるといいね。」そう願いながら。。。

その日の夜、電話が鳴った。おばあちゃんからだった。
「おじいちゃん…今亡くなったよ。。。
でもね、静かに眠るようだった。みんなが来て安心したんだね。」
次の日、実家へ行った。おじいちゃんが寝ていた。

枕花を持って中へ入りそっと枕元に飾った。本当に寝ているようだった。
おばあちゃんが「ちょっと早過ぎたね。逝っちゃうの。。。」
そんな時間も束の間。
そのあともお客様がたくさん来て…悲しんでもいられず。
でも皆さん綺麗な花束やアレンジメントを持ってきて下さった。癒された。

あっという間におじいちゃんの周りがお花でいっぱいになった。
「おじいちゃんお花大好きだったからなぁ。。。」
最期はお花の祭壇で送ってあげよう。お花畑みたいにして。
みんなでそうすることに決めた。葬儀には綺麗な花をたくさん飾った。
「きれいだなぁ。」こんな事思ったらいけないのかもしれないけど
「おじいちゃんは幸せ者だね。」

時はどんどん流れて。。。 あれから30年子供も大きくなり、私ももうじき定年。
娘の結婚式当日になり色々な事を思い出した。
結婚お祝いに友人からアレンジメントが届いた。素敵なブーケも

今まで送別の花や、誕生日の花、
「御祝」や「御礼」や「ありがとう」「ごめんね」のお花もあった。
色んな人に色んなお花をプレゼントした。
記念日には年数分のバラの花を束ねたりして。
ちょっと無理しちゃったかな。
子供からも記念日にはプリザーブドフラワーをもらった。
何年も持つから記念になるらしい。

沢山の人を見ていると時々思う。
毎日はみんな違う。でも毎日はみんなに来る。
同じ時間なのにみんなそれぞれ違う人生だと思うとなんだか不思議。

そんな違う流れの中にお花はたくさん登場する。
嬉しい時も。苦しい時も。悲しい時も。
もらうと、笑顔になり、癒され、元気になる。
お花ってすごいなぁと、つくづく思う。
これからもいろんな事、おこるんだろうなぁ。

PS：お墓参りも忘れていないよ。おじいちゃん。